医師転職サービス
実際そうなのかもしれません。
意外にそうでもないかもしれません。
わかりません。
ただ、私自身利用させて頂いて、良かったと思っているので、気軽に利用してみては?という思いもあり、私自身の実体験を紹介します。
1 医師転職サービスに登録するまで
医局をやめようと決心したのが、10月頃でした。私の場合は転科になるため、転科先の科の友人に相談し、どのような病院を選ぶべきか、どのように勉強していけばよいか、どういう方向性で働いていくべきか、などを相談しました。求人サイトのようなものをみながら、病院名は隠れていますが、ここは**病院かも、など教えてもらいながら、求人サイトに載っているレベルでどの程度候補になりそうな病院があるかを探しました。
ですが、やはり限界もありますし、しっかりした情報ではないこともあり、会員登録して情報収集をした方が良いと考え、様々なサイトに会員登録をしました。
2 転職サイト会員登録後
会員登録をすると、当日また翌日頃までにその会社からメールなどで連絡がきます。30分弱程度の電話面談やzoom面談で私の希望(勤務地、働き方、給与、他)やそもそもの転職理由を聞くための日程調整があり、その後実際電話やzoomで面談をしました。面談内容に応じて選択肢の幅が大きいと思いますが、私の場合は、私の希望を踏まえた上での選択肢として挙げて頂けたのはあっても1つで、条件を満たす病院はないという返事もありました。私の場合、転職サイト複数から提案のあった中で、実際に興味をもてた病院は1つだけでした。
並行して、初めに相談をした友人が紹介してくれた病院が1つありました。私のこれまでのキャリアを踏まえた上で、また病院の特性も踏まえた上で、求人をだしている状況ではなかったのですが、紹介をして頂くことが出来ました。本当に心から感謝しています。
3 面接まで
転職サイトから紹介の病院、友人の紹介の病院、2つの病院と面接を進めていくことになりました。ここで、私としてはこれまで医局に非常にお世話になっており、教授含め上司への説明を済ませた上で、転職に向けての面接を進めたいと考え、上司への面談後に転職の面接の日程調整を行いました。上司への説明においては、私の場合はメンタルの影響もあり(以前より相談していた)いずれも穏やかな雰囲気で終了しました。ここは一般的な退局の申し出とは状況が大きく異なるため、あまり参考にはならないかもしれません。ただ、いずれにしても、やめることが決まっている、その意思が変わらないことを伝えることが大切で、そこでの上司の反応は、気持ちよく離れられたかどうかに影響はするにしても、その反応次第で決心が揺らぐわけではないため、感謝の気持ちは持ちつつも揺らがずに伝えることが必要だと感じます。
4 面接
上司に伝えてからが、本格的な転職モードでした。もう戻れませんから。。医学部受験や学部生時代など面接はありますが、医局に所属している場合、これまで多くの病院に勤めてきていますが就職のための面接、というものをしたことがありませんでした。
本当に医師はある点では世間知らずであることを実感しました。最低限のマナーは必要かと思い、you tube程度ですが、いろいろ観て勉強しましたが、結果的には私がうけた2つの面接においては特に必要はありませんでした。
転職サイトの担当の方とは一度電話したのみで、以後はメールでのやりとりのみでした。
当日は履歴書を持参の上、面接する病院の入り口で待ち合せました。私の場合は、担当の方が10分前の時点では立っていたため、その時点でおちあい、少し談笑後に面接に臨みました。
転職サイトからの紹介の病院の際には、担当の方も一緒に面接し、その後院内を案内してもらいました。友人経由で紹介の病院は、友人から紹介頂いた先生が同席の上、面接という形でした。いずれも和気あいあいといった印象で、朗らかな雰囲気のまま終了しました。
内容はいずれも、転職の理由、談笑、具体的な条件、談笑のような流れでした。
5 面接後
担当の方曰く、通常であれば面接後当日または翌日頃までには入職の意向の有無を示す必要があるとのことでした。転職サイトから紹介頂いた病院からは高評価を頂き、面接終了時に給与面で面接開始時点より年数百万円アップしてくださるとのお言葉を頂きましたが、友人経由で紹介頂いた病院の面接日程が数週先であり、返事は待って頂く形となりました。
もともと友人に紹介してもらった病院寄りで考えていましたが、初回の面接後に、面接時の対応や給与アップ、実際いろいろみれたこと、で真剣に迷いました。金銭面でも転職サイト経由の方がその時点では高く、良い面もありました。
その後、結果的に私は友人に紹介してもらった病院に就職することになりました。決まったのは、年明けの1月でした。
転職活動を通じて
私の場合、私の状況の中ではすごくうまくいったと感じています。
結果として友人に紹介してもらった病院であり、幸運だったと言わざるを得ません。
転職についての情報は、多ければ多いほど、選択肢が広がります。
そしてそのためには、多くの転職サイトを利用すべきだと感じます。
登録はタダで、公開されていない情報も、彼らはもっています。
もちろん専門分野で、つながりがある場合、転職サイトを利用しなくてもよい話があるかもしれません。
ですが、相場を知る意味で、また他の選択肢を含めて選ぶことで、その後も迷いがなくなります。
転職サイトに登録するデメリットは、メールが頻回に来る程度です。
一方で、すぐに転職しない場合でも、継続的にこちらの希望を確認してくれて、良い話があればメールで教えてくれます。
今すぐの転職を考えていないとしても、早めに準備をしておくことで、良い条件を見る目を養えます。
求人をみることで、現状への満足感を得られる人もいるかもしれません。