解離性(転換性)障害
本当に覚えていないんです。。。
赤ちゃんを児相に連れて行かれたんです。。。
会わせてもらえないんです。。。
何も教えてくれない。。
わからない。。
児相の介入で新生児を保護されてしまったお母さんのコトバです。
恐らく虐待の痕跡があった、ということです。
解離性(転換性)障害について
概念
「過去の記憶、同一性と直接的感覚、および身体運動のコントロールの間の正常な統合が部分的あるいは完全に失われること」
以前は「ヒステリー」という病名で呼ばれていました。
ヒポクラテスの時代には、子宮が体内を動き回るためにおこる女性の病気と考えられていたようです。
ヒポクラテスの時代には、子宮が体内を動き回るためにおこる女性の病気と考えられていたようです。
しかし、日常会話などで、感情が不安定、わざとらしい態度、演劇的な人、そうした女性やその言動に対して使われることが多く、それは否定的なニュアンスが強く、また医学的に間違っている概念であったため、病名が解離性障害、転換性障害と変更となりました。
意識とは
同一性、能動性が保たれていてはじめて、人間は自分は自分であると意識できる
同一性とは、時間を隔てても自分が同じ自分であると感じられること
能動性とは、他人がしていない、他人にさせられていない、自分自身が行っている
解離とは
「私」というまとまりが保てず、「私」の意識、知覚、記憶、思考、感情、運動がばらばらになってしまい、正しい働きが出来なくなってしまうこと
過去の記憶が抜け落ちる(健忘) 自分が自分でないように感じたり、まわりが非現実的な感じがする(離人症) 自分の身体を抜け出して自分の身体を見ていると感じる(幽体離脱体験)
転換性障害
立てない
歩けない
声が出ない
目が見えない
歩けない
声が出ない
目が見えない
心理的な負荷が、身体症状として表現される状態
ココロの症状がカラダの症状に「転換」される状態
原因
精神的なストレスや心の葛藤、トラウマなど
心と身体が別々の行動をしたり、記憶をなくすことで現在の苦しい状況やつらい体験、それから生じる強い不安を回避しようとする現象
無意識に起こる自己防衛現象
症状
1. 解離性健忘 強いストレスをきっかけに、それに関連する記憶を喪失。トラウマなど。 2. 解離性遁走 全生活史健忘となり、失踪。記憶喪失とも。 3. 解離性昏迷 外的刺激からの反応がなくなる。ほとんど動かない。睡眠や意識障害ではない。 4. トランスおよび憑依障害 同一性の感覚、十分な状況認識の喪失。とりつかれているように見える場合も。 5. 解離性運動障害 麻痺や協調運動障害、声が出せなくなることも 6. 解離性けいれん てんかん発作のようだが、咬舌、転倒、尿失禁はまれ。意識消失はないか、混迷やトランス状態を伴う。てんかんとの鑑別のため脳波必須。 7. 解離性知覚麻痺および感覚脱失 皮膚の感覚脱失。医学的にあり得ない部位や範囲で症状を認める。 8. 混合性解離性(転換性)障害 上記が混ざる。実際はこのような例が多い。 9. その他 「的外れ応答」が特徴のガンザー症候群や、多重人格障害
診断
精神的なストレスを明らかにし、心理的原因を追究することによる
身体疾患の除外
身体疾患の除外
治療
精神療法がメイン。
背景の環境調整
信頼できる治療者との時間をかけての治療
背景の環境調整
信頼できる治療者との時間をかけての治療
解離は自己防衛
転換症状がある場合、それで精神的ストレスや葛藤を意識しないでいられる側面
無理に思い出させる ×
人格の統合を急ぐ ×
症状をなくすことばかり努力 ×
人格の統合を急ぐ ×
症状をなくすことばかり努力 ×
気持ちの安定を図り、環境の改善について話し合い、原因となった状況や出来事について検討
必要に応じて薬物療法
家族や周囲の協力が重要
解離性障害では、自己の状態を病気の症状として自覚しにくい 詐病、仮病、演技と誤解される可能性に注意
ボンディング障害との関連も考慮する必要がありそうです。