なんくるないさ

最強のダイエット

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ファスティングダイエット

ファスティング=断食宗教の修行で行われていた断食から生まれた文化

ダイエット(以下、減量)の方法は星の数ほど挙げられます。
個人的には、筋トレ糖質制限なども良いと思います。

筋トレ:続かない。プロテインこまめ。節制。しっかりできれば最高。
糖質制限のみ:効果ある。いつか爆発、リバウンド。

そういった中で以前から注目されている減量法として「ファスティング」があります。

16時間断食、1日1食など多くの有名人が実践していることで知られる減量法

聞いたことあるけど、、、

お腹空きそうだし無理
健康に悪そう
筋肉落ちてリバウンドしそう
個人差があるし、頑張ってやってもまたリバウンドするかもなら、はじめからいいや

実際、このように思われる人も多いのではないでしょうか。

結論
1日1食(または16時間断食) 是非ためしてみるべき!!!

以下でその理由について、特にオートファジーの側面から解説します。

1 オートファジー
2 ケトーシス
3 常識・非常識

1.オートファジー

日本人の大隅良典先生がオートファジーを制御する遺伝子群を発見したことでノーベル賞を受賞したことでよく知られるように。

https://www.nobelprize.org/uploads/2018/06/ohsumi-lecture-slides.pdf

「自ら(Auto)」を「食べる(Phagy)」という意味を持つ「オートファジー(Autophagy)」

ざっくりいうと、細胞内に膜が出現し、老廃物を処理して、アミノ酸を生成すること。

お腹がすく(飢餓状態) 
→オートファジーが作動
→細胞の老廃物を処理してアミノ酸を生成
→新たに必要なタンパク質合成に利用(新品になる

老廃物と書きましたが、その中でも特に損傷したミトコンドリアなどは選択的に分解されるようです。

ミトコンドリアは私たちが生きていく上で必要なエネルギーをつくってくれますが、その際に活性酸素もあわせて生成されます。

ミトコンドリアが損傷すると活性酸素の量が増えます


活性酸素の量がふえると、慢性炎症を引き起こし、私たちの身体に悪い影響を出ます。
オートファジーによりミトコンドリアが新生することは、私たちの身体にとっては良いことです。

オートファジーが作動すると、細胞内の老廃物や損傷したミトコンドリアなどが分解されアミノ酸が生成され、それらを用いて新品のタンパク質が作られ、細胞の若返りができます。
また損傷したミトコンドリアが新しくなることで活性酸素の生成が減ることで、慢性炎症の改善を期待、それはすなわち身体にとってとてもよいことです

2.ケトーシス

その名の通り、ケトン体濃度が上がっている状態です。ではケトン体とは?


体内のブドウ糖が枯渇すると、特に脳にとって一大事です。

ブドウ糖が枯渇すると、身体は代わりのエネルギーとして中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解し、分解されてできた遊離脂肪酸が細胞に取り込まれ、ミトコンドリアで代謝されてエネルギーになります。
ですが、一番重要な脳へは到達できません。脳には血液脳関門(blood-brain barrier)、通称BBBと呼ばれるかっこいい関門が存在するため、遊離脂肪酸のままでは分子量が大きくて通れないのです。そこで登場するのが肝細胞です。
肝細胞のミトコンドリアで分子が大きい脂肪酸を分子の小さい脂肪酸へと分解合成し、BBBを通過して神経細胞へのエネルギー源を届けます。
この時にできる分子の小さい脂肪酸がケトン体です。

ブドウ糖を枯渇させることで脂肪酸を分解する

このケトン体を利用する状況というのは、ブドウ糖が入ってきていないとこいうこと、すなわち血糖の変動がないため、空腹感も感じにくくなります。
その他のメリットとして集中力があがる、とも言われます。

3 常識・非常識

病院食は1日3食です。つまり、1日3食が常識です。
ですが歴史を振り返ると、そんな時期はごくごくわずかです。
多くの時間食べていないのが、人間としては常識です。なのでケトン体を利用する機能が備わっています。

1日3食で今の体型に満足している場合は、そのままで良いと思いますが、体重が気になる場合、そもそも「食べすぎ」というところを治す必要があります。

ファスティングダイエット

10時間絶食で脂質燃焼開始16時間絶食でオートファジー開始
→1日1食。好きに食べてok。
・ナッツは良い(オメガ3脂肪酸)
・サプリメントは推奨
・水は飲もう
・頭がさえて、眠気がこず、お金がたまり、減量できて、自己肯定感アップ

ただし、あうあわないは個人差あるので、徐々に開始し、あわなければやめるも大事。
とはいえ、3食は多いんだと、思います。腸上皮細胞や肝細胞ほか、身体中の関わる細胞を休めてあげよう。