転職活動について(精神科への転科)
私の近くには転科をしたDrはおらず、その流れ、など不安だらけでした。
なので、今転科などについて悩まれている方の参考になるかはわかりませんが、私自身の転職について、ご紹介します。
・元の診療科を続けられない、となった経緯は割愛しますが、メンタルの問題が主です。
・精神科に転科をしたい、というのは、元々の興味も強く、かなり積極的な希望で、その他の選択肢については割愛します。
・精神科に転科をしたい、というのは、元々の興味も強く、かなり積極的な希望で、その他の選択肢については割愛します。
ということで、転科を決めたタイミングから転職が決まるまでの経過をご紹介します。
ちなみに、転科、転職を意識した際に、一般的な転職についてもyou tube やvoicyを通して広く情報収集をしました。きっかけはメンタルでしたが、結果的にこの選択をしたことで学べたことや感じられたことも多く、結果的にはこの選択は自分自身にとっては本当に良かったと感じています。
① 転科を決めた直後 (退職の5-6ヶ月前) この時点で元の診療科から精神科へ転科を決めました。自分自身でも転科について様々調べ、M3ほか様々な医師転職サイトなどで常勤枠の求人などを検索しました。精神科の場合、指定医あり、が条件の求人が多かったですが、中には転科ok、指定医取得可というような求人もありました。個別に業者を通じて情報収集を開始しました。同時に新たな専門医制度についても調べました。
② ほぼ同時期(退職の5ヶ月前) 友人の精神科医に転科したい旨を相談したところ、本当に親身に相談に乗ってくれました。求人サイトなどで伏せられている病院名についても、地域やうりなどからどの病院か、その病院のDrを知っていればどういう先生か、など教えてくれました。精神科医になるにあたって必要なこと、私自身にあうような精神科での働き方、これからの学び方などを教えてもらいました。
③ 業者と面談(退職の5ヶ月前) 医師の転職サイトに登録すると、担当の方からメールを頂きます。そしてこちらの希望を詳しく聞きたいため直接電話(またはzoom)で面談したい、とくるので希望日を伝えます。時間は15-25分程度でしょうか。その際に希望の労働条件、具体的には日数や場所、給与の希望、転科したい理由、などを伝えます。その条件をもとに業者の方が各施設にあたって頂き、数日〜1-2週あたりでおすすめの病院の情報が送られてきます。その病院に興味があればその旨を連絡、その病院の院長及び事務長などとの面談の調整を行なって頂きます。
④ 上司へ退職の意向(退職の4ヶ月前) 私自身は転職の面談は上司へ伝えた後、と決めていたのであらかじめ時間を作って頂き、面談を持ってもらった上で伝えました。その他の職場の方へは、通常の人事異動の発表のタイミングで伝える、という方針としました。
⑤ 面談(退職の4ヶ月前) いろいろ調べた上で、私は2つの病院と面談をさせてもらえることになりました。一つは業者を通じて、もう一つは友人を通じて紹介して頂いた病院でした。業者を通した病院の面談の日は、指定の時間に病院に行くと業者の担当の方が入口で待っていてくださり、そこに履歴書を持参で伺う形でした。担当の方も一緒に院内に入り、院長、事務長含め面談をして頂きました。1時間弱程度面談し、その後院内を案内して頂きました。2つ目は友人を通じて紹介して頂いた病院でした。こちらは仲介頂いたDrを通して事務方へ私の連絡先を教えて頂き、その後は事務方と面談日程の調整などを行いました。こちらも院長と事務の方を交えて30分程度の面談後、院内を案内して頂き終了という流れで、全体で2時間程度でした。2つを面談した上でどちらに入職するかを決める、という考えでしたので2つ目の面談が終わるまでには初めの面談の病院への意向は待ってもらいました。
⑤ 転職先決定(退職の3ヶ月前) どちらの病院も実際に面談して頂き、院内を案内して頂くと、、良く感じます。迷う場合は単純に給与で決めるのも一つかも知れません。私の場合は、最終的には指導医という観点などから、友人に紹介して頂いた病院への入職を決めました。明らかにこっち、などという場合でなければなかなか決めるのは難しいかも知れません。もう一方へは謝罪の連絡をしました。
⑥ その後 (退職の1-2ヶ月前) 入職の意向を伝えると、1週程度で雇用契約書案が送られ、それを了承する旨を連絡すると、その後は雇用契約+オリエンターションの日程調整を1ヶ月前程に行い、その後は入職日、という流れでした。
今回、最終的には友人を通じて紹介して頂いた施設に転職することになりました。
本当にどれだけ感謝してもし尽くせないくらい感謝しています。
ただこのようなご縁は通常なかなか難しいかもしれませんし、また紹介してもらえる場合にも業者を通じて相場を知れることは、非常に大きいと感じました。どれくらい求人があるのか、単純に給与の相場がどのくらいなのか、またいくつかの施設の話を聞けたりみれることは、転職に際して非常に重要だと感じました。
仕事は一生のものです。
医師の労働環境は、施設、診療科にもよりますが過酷なことも多く、平気なDrもいますがかなり無理をして継続されている方も多いと思います。
ご自身の人生、家族との人生、その他、友人や趣味なども含め、ご自身が死ぬ時に心の底から満足していられるためには、ということを立ち止まって考えるのはすごく大切だと思います。
医師の労働環境は、施設、診療科にもよりますが過酷なことも多く、平気なDrもいますがかなり無理をして継続されている方も多いと思います。
ご自身の人生、家族との人生、その他、友人や趣味なども含め、ご自身が死ぬ時に心の底から満足していられるためには、ということを立ち止まって考えるのはすごく大切だと思います。
笑顔で過ごせるのが1番です。