なんくるないさ

異動

medical

こんばんは。

ひさしぶりの更新。

病院を異動しまして、産科ばりばりの病院へ。

思いの外忙しすぎるけど、思いの外楽しい(興味深い)くて、ひさびさにわくわくする、本当に。

頑張るぞ。

一般的に、産科は元気に産まれて当たり前、と思われてと思いますが、実はお産は相当リスクあります。

周産期死亡、新生児死亡、母体死亡など、具体的な数値は出しませんが(探すの面倒なので)、実は自然にいくとかなり高くて、アフリカなどでは新生児や母体死亡は全然少なくない、んです。

日本は相当恵まれていて、世界トップクラスに少ないですが、それでも年にまあまあな妊婦が亡くなっている現実があります。

ハイリスク妊婦で多いと思いきや、予想外にローリスクでも起こるからやっかい。。

とりあえず輸血ガンガン入れて、IVRまたは子宮摘出っていいうのがが出血やばい場合の選択肢ですが、救命できないこともある。

元気に産まれるって、本当に素晴らしい。

医者はやばい症例に遭うことで成長できるところもあり、そういうのでテンションあがる人もいるかもだけど、自分はそういうのもういいや。

なんならカイザーも本当はしたくない。

でも母体、新生児の救命って意味では仕方ない。

実は国境なき医師団とかで外科で支援行くと、半分くらいは帝王切開で、残りは外傷とかの緊急手術ってこともあるみたい。

もともと、医者になるにあたり、一番できるようになりたい手技が、帝王切開。
心臓とか脳とか、他にも色々ある中で、一番やりがいを感じた。

そういう意味では結果的に今の現状は、そこがメインになってきて、かつ本気でやばい場合に産褥子宮摘出できるくらいの経験もできたから、本当にやりがいを感じながらできているの、いいことかも。

とりあえず、少しは社会に役立てるように頑張ります。