産後うつの治療
産後うつに対する治療について
① 認知行動療法 ② 薬物療法 ③ 新薬 ④ オススメのツール ⑤ 独断と偏見
上記について、一つずつご紹介します。ちなみに現状のメインの治療は①と②です。
① 認知行動療法
認知行動療法とは、人間の認知(思考や物の捉え方)を変化させることにより、行動や感情、問題を修正していくカウンセリングの一つです。
認知行動療法はうつ病や不安障害、恐怖症などの精神障害に対して大変効果のある方法です。また、最近ではパーソナリティ障害や統合失調症、発達障害、アダルトチルドレンといった精神障害にまで範囲を広げて、適用できるようになっています。さらに精神障害に対してだけではなく、一般の方がストレスを減らしたり、対人関係の改善をしたり、気持ちを楽にしたりする健康法としての活用も可能です。
認知行動療法は環境と個人の相互作用を重視します。
その環境には状況や出来事、他者が含まれます。個人には認知、感情、行動、身体が含まれます。こうした環境と個人の相互作用については下の図のような基本モデルで示すことができます。
上の図を見て分かるとおり、全てのことは連動しています。何か問題が起こっている時には、こうした相互作用のどこかに悪循環が生じていることが多いようです。その悪循環がどういうものかを見定めたうえで、認知行動療法ではこれらの中でも、特に認知や行動に働きかけ、改善していこうとする方法です。
大まかなスケジュール ・1回の面接時間は 30分以上。 ・面接は、原則として 16-20 回行う
厚労省のページの抜粋を添付します。
受けれる場所の制約など、費用など、色々ネックもありますね。。
② 薬物療法
薬物療法のメインはSSRIです。
上の構造はSSRIの一つのセルトラリンの構造式です。
SSRIのメカニズムは
(うつ病で減っている)気分に影響するセロトニンという神経伝達物質を増やすことで、神経細胞を回復、うつを改善 です。
SSRIでセロトニンの回収を抑え、セロトニンの量が増えることで、神経細胞が回復するようです。
セロトニンを増やすことが、抗うつ効果につながるようです。
うつ病に対する薬物療法は、様々な状況を加味しても、トライすべき治療の一つだと思います。
③ 新薬
□ ブレキサノロン ・産後うつ病の発症には,GABA受容体サブタイプAのアロステリック調節因子である内因性神経ステロイドallopregnoloneの異常が関与していることが報告 ・2019年3月にFDAは,allopregnoloneの静脈注射剤brexanoloneを産後うつ病の治療薬として承認
□ ズラノロン 経口薬 ・初の経口薬 ・1日1回、14日間の内服3日で効果が出た!? 通常のうつ病にも効果あり!? 今後に期待のお薬です。
いずれも現状は日本では使えないため簡単な紹介だけ、いずれ解説します。
上記はいずれも精神科やクリニックを受診しての治療になります。
定期的な通院以外に、訪問看護の導入、なんかも良い印象です。
とはいえ、
実際のところはこんな感じなのかと思います。
産後うつの手前の抑うつ状態、そこまでいかなくとも、メンタルの変化は少なからずあるのではないでしょうか。
ウォーキング、自然を感じる、ヨガ、なんでもリフレッシュできれば良いのですが、特に産後は赤ちゃんがいるとなかなか出歩けないものです。おそらくどれも実質無理ですよね。。
④オススメのツール
最近知って、自分自身も試しているところですが、結構良いと思うので紹介します。
気軽にスマホアプリで、①のようなものが、いつでもできる、というのが良いと思います。
産後に限らず、日々のメンタルコントールに、自分を見つめ直す良いきっかけになると思います。
気が向いたらぜひ。
3日で効果が出た!? 通常のうつ病にも効果あり!? 今後に期待のお薬です。